毎日食べるご飯。私は北海道の自然栽培米を購入しています。
自然栽培は有機栽培と違って、農薬を使わないだけでなくともかく「自然の」状態で肥料もやらずに育てていく農法です。
北海道に移住した知人が発掘しすすめてくれたおかげで、私も昨年秋から食べています。自然米を食べたいというよりも、そういう農法を自力で努力して開拓しているこだわりの農家や現場に触れたい、ということの方が大きいです。
http://www.shizennou.org/index.html
そこで今回その金谷農場を訪れ、実地体験をしてきました。田植えをしてから3週間ほどの田んぼの草取りです。
草取りといえば、伸びている葉っぱを根元から抜き取ることを想像しましたが、今回は水を張った田んぼに入り、水面下の土を指でかき回すことで根を張りだした雑草を芽の段階で取ってしまうというもの。水面に浮いた草は雨が降れば流れていくので、そのままにしておいても大丈夫。このくらいの小さい段階でやっておくと、あとの発生を大分抑えられるのだそうです。なるほど、こうした地道な作業を続けていくことが農業なんですよね。
今回応援団が10人ほど集まり、自分の担当する列に手を入れ腰を曲げてひたすらかきまわす、という作業です。ぬかった土なので、足を抜くのが大変。膝下までの長靴の口をしっかり締めても、歩くだけでなかなか骨が折れるのです。
助っ人の私たちは、各自2列やっただけでもうクタクタ。ちょうど夕暮れにもなって、おしまいにしましたが、これを1〜2人で全部やるとなったら気の遠くなるような作業量。いくらやっても終わらない・・・という地道な作業をずっと我慢して続けてこられた金谷さん、すごいです。
金谷さんの米栽培は、青森の「奇跡のリンゴ」農家からヒントを得てはじめたのだそうです。ご関心あるあなた、一度購入し食べてみてください。宅配してもらえるので、買い物に出て重いおコメの袋を持ち帰らなくていい、という便利さもあります。
そして、来年はあなたも応援ツアーで現地体験に参加しましょう。