生物学者の村上和雄先生の遺伝子論が興味深いので、皆さんにもシェアしたいです。これはおおよそ以下のようなお話です。
人間は約60兆個という膨大な数の細胞から成り立っている。その一つひとつの構造はすべて同じで、細胞内の遺伝子が生物の「生きる営み」のすべての遺伝情報を持っている。
ところが、この遺伝子が実際に働いているのは全能力のほんの3〜5%。使われている部分とはつまり遺伝子のスイッチがオンになっている状態。
誰にもキャパシティがあるのに90%以上が眠っているオフ状態で、せっかくあるのに生かされていない。
なのでオフを少しでもアクティブにすることで、今までになかったような偉大な能力が発揮できる。
遺伝子は生まれながらに決まっているもので、能力がない人はいくら頑張っても限界を超えられない・・と思っていませんか?私はそんなイメージ持ってましたね。
確かに遺伝子構造は人それぞれ決まっている。でも天が人間に与えてくれた膨大な能力を私たち自身がみすみす放置しているのです。逆にいうと、90%以上オフになっている今の遺伝子が何かの具合で活性化すれば、それまでとは違ったすごい変化が現れるということ。奇跡ではなくて、科学的な構造がそうなっている。
ならば、生きている間に遺伝子のスイッチをオンにコントロールしていきましょうよ!
スイッチが切り替わる要因には、1)物理的、2)化学的、3)精神的の3つがあります。そのうち3番目の「精神的な」要因とは、言い換えれば
「自分の心の持ち方が変われば、身体の状態や生き方が変わってくる」
ということで、自分のやり方次第でやれることなんです。
悲観的なことばかり考えているとそっちばかり実現してしまい、自分で自分の枠を決めてしまう。頭の中の動きを止めているに等しい。
プラス思考の効用は改めていうまでもない。これが諸々の思い込みではなく科学で説明しているところに興味を引きます。
外から刺激を待つばかりでは、そのうち人生終わってしまう。
生き方をTransformすることは、自分の中にこのリクツを植え込んで、いつも「オン」になる刺激を与えることですよ。
悲観的なこと考える前に、この遺伝子オンループが始動するようマインドを持つ。
ここに書きながら、ワタシ自身が意識して言い聞かせていますので。