今日は令和3年3月3日。
ラッキーナンバーが3のワタシには、3つのゾロ目の日は特別ですね。
さて寒冷地にいると、冬の寒さをどう凌ぐかが重要な課題。
そんな中で一番好まれるのが薪ストーブです。
ワタシもここの家を建てた時、もろもろの希望の一つが薪ストーブでした。
「薪を燃やす」
というと暖炉をイメージする方が多いと思いますが、そのまま燃やすだけだと熱量のほとんどが煙突を通って外に出てしまうので、火のまわりしか暖かくなりません。
薪ストーブは火床の密閉部分で燃やすので、熱を逃さず暖かさを室内に広げる工夫がされているのです。
家のリビングで直火を燃やすなんて、東京に住んでいると考えられないですよね。
いくら扉があるとはいえ、最初にライターで火をつけた時は、
「大丈夫かな〜」
とちょっと不安げでした。
特に最初は焚き付けがなかなかうまくいかないのです。
細くて乾いたものを組んでいき、着火剤と紙で勢いをつけます。慣れてくるとわりと簡単にコツがわかってくる。
薪ストーブの良さは、燃焼ガスが全て外部に放出されるので、部屋がクリーンに保てることが第一です。何時間焚いても換気の必要なし。夜間や外出する時も火の心配をしなくていいのです。
そしてストーブを保温した放射熱で室内を暖めるので、部屋全体が柔らかくほんわかいい感じになります。これが醍醐味ですね。
扉のガラスを通してゆらゆら燃える火を眺めていると、気持ちがとっても落ち着いてきます。
そんないいとこづくめにみえる薪ストーブですが、それを可能にするためのメンテが大変。
ともかく燃料の薪を大量に確保しなければならない。
一冬ずっとこちらに居るとなると、かなりの量の薪が必要なんです。
あ、いや薪を買ってしまえばいいんですけど。薪を宅配するサービスもありますので。
でもできるだけ自分で調達したいもの。そうしようとすると、
・そもそもの木をどこからもらう(買う)か
・薪の長さに切らないと(玉切り)
→チェンソーがいる
・太い薪は割らないと
→斧で割れればいいけど、太いモノが大量だと手では無理。薪割り機がいる。
というわけで、手間がかかるんです。
まして力仕事だから、もう女一人では手に負えない。
それだけの手間をかけても「面白い」とか、こうした作業自体を楽しめる人でないと、自家調達は無理です。
今のところ、こちらでの仲間づくりをして薪を譲ってもらったり切り出し作業をやってもらったりで、なんとか回してます。
もう少し体力あれば、チェンソーで自分でガンガンやってしまうけど・・・
こうやって自分でコツコツ行うことが自然の中の生きる術なんでしょうね。
もうちょっと頑張ってみます。