「俳句やり始めたんだ」という友人。
数か月の頻度で会うたびに必ず俳句の話になり、それがいつもいつもとっても楽しそうなのだ。ふ~ん、そんなもんかな・・・というくらいで最初は相手をしていたところが、何だかワタシもやれそうかも・・・と思うようになってきました。
この友人は俳句教室に通っており、そこで教えてもらったことを話してくれる。そしてその場で作った句を披露してくれる。季語の一覧が載っている俳句手帳のことなど教えてもらって、だんだんその気になってきたワタシ。
俳句にしてみようかな、というスタートはやっぱり自然に囲まれた八ヶ岳にいた時ですね。
ぼんやりと部屋から外を眺めていたら、ふっと目に入った光景が何となく五七五のリズムに収まってきたのです。
庭先の木に登りたる藤の花
東京で藤を見るのは、手入れのされたお庭や植物公園の藤棚ばかり。それが野生の藤は高く伸びた木につるを絡ませて、木に登りながら木とともに成長する。花が咲くときは、その木が咲いたようで見応えあるのです。
ふむ、なかなか面白いじゃないか、ということで一日一句を目標に自己流ではじめてみる。
なるほど、自然があちこち目につく状況だと何のかのと言葉が浮かんできて、この五七五のリズムが心地よくなるものです。くだらない句でもいいから、まずはこの中に収めてみようと。
これが都会にいるとぐっとテンション下がってしまうんです。
一日一句を、とせっかく購入した俳句手帳も白いまま。3日くらいすぐに経ってしまい、あわててああやらなきゃと思い出す。とりあえず作っておこう、ということでとても俳句とはいえないこんなものを書きとめておく。
紫外線十分ブロック年重ね
つくった句を後で読んでみると、目にした情景とともにその時の気持ちが思い出されてこれがなかなかいいですね。日記感覚で、続けていきたいと思ってます。
では最後に今日の一句。
森開けて雉の声聞く我が家かな