「自然エネルギー」といえば、環境にイイに違いない・・・と思いますよね。
その代表的なものがソーラー発電。今の技術で一般に普及できるものの代名詞ですから。国を挙げての推進、脱原発の対策としてもっとも効果的。
地方に行くと、その推進成果がよくわかります。私のいるエリア山梨県北杜市でも、急速にソーラーパネルの設置が進んでます。この写真は休耕地の空いたところに設置しており、他にも閉鎖したテニスクラブのコートなど、この1年で私の家から徒歩3分以内に3ヶ所もできてしまいました。
ところが・・・。
こうやって空き地を利用するならいいです。大問題なのが、森林だったところをわざわざ大規模に切り拓き、ブルトーザで整地してソーラー発電所にするケース。
ソーラー発電の買い取り制度と恐らく自治体の推進補助金などで、一度パネルを設置してしまえば○年間で元が取れる・・ということなのでしょう。ソーラー発電って、初期工事だけであとはほとんど手がかからないので。
八ヶ岳南麓には農地が広がり民家も増えてきてますが、森林や雑木林がたくさん残っていてそれがこの地域の良さなのです。外から来る人たちは自然が残っていることを大事にするものの、地元の人にとってみると、そんな雑木林ただあるだけで何の経済的価値もない・・、と思うらしい。切ってしまい丸裸のうえにガガガっと人工的に土地を壊しても、どおってことないようです。
これがエコなんですかね。
プランテーション農園建設のために熱帯雨林を根こそぎ開発する東南アジアやアマゾンと、まったく同じことをこの日本国内でやっているんですよ。エコであることを一面しか見ない典型例です。