今回も出張を延長し、以前から行きたいと思っていたプラハに行ってきました。ドイツ系のコンサルティング会社にいた時、同僚のドイツ人から「プラハは古きよきヨーロッパが残っていて素晴らしい。これから開発が進んでしまう前に早めに行った方がいいよ。」といわれていてずっと頭の中にひっかかっていたのです。92年頃のことだったので、もう遅いかなと思いましたが、街の中心の歴史的な場所は保存されており、今も素晴らしさが残されています。気候は東京の11月くらいで、ちょうど木々が紅葉し始めている時期でした。
プラハといえば、プラハの春。行く前に春江一也氏の「プラハの春」を読んでおいたので、激動の歴史の渦中で壮絶な恋愛を繰り広げた場面が頭に焼きつき、 ずっとこの小説を思い浮かべながら街を歩いておりました。1968年の民主化運動とソ連による軍事介入のことなど学校で習わないので、私もチェコの歴史に ついてほとんど知りませんでした。今回ざざっとでも知識を入れてから散策できたので、随所で感慨に浸ってしまったものです。
ヴァルタバ(モルダウ)川、プラハ城、旧市街と街は小さいので徒歩でゆっくり見て回れます。天気がよくて観光客も大勢いるので、見る限りでは悲惨な歴史の 傷跡はそれほど感じないです。街の中心であるカレル橋は、英語読みではチャールズだということも行ってみてわかりました。
プラハはまた音楽の街。劇場や教会でコンサートがあちこちでも催されています。モーツァルトやドボルザークに詳しくなくても、何だかわかったような気分 に。街全体がクラッシク音楽が自然に流れてくる雰囲気で、こういう場所だからあのような音色が生まれるんだなぁと理屈ぬきに納得してくるものです。
プラハに続いて、ザルツブルクやウィーンにも行ってみたくなりました。何で今まで関心もてなかったのだろう、と改めて思ったほどです。そうだった、ドイツ 人の同僚があまりに頑固で協調性がなくて、ドイツ人なんか絶対友達にするもんか、といやな思い出ばかりだったのを今ではすっかり忘れてました。あんなに 固〜い人たちなのに、ドイツ音楽はなんとまろやかなんでしょうね。今回観たオペラはイタリアのものでしたが、次はドイツモノをゆったりと楽しみたいと思っ ております。