●統合報告発行は300社以上 ESG投資に注目が寄せられるようになってきた。 スチュワードシップコードとコーポレートガバナンス・コードが発行され、GPIFが牽引役となって投資コミュニティに非財務要素への関心が向けられていることがある。その企業評価の材料として、ESG情報の開示要請が高まる。 こうした追い風もあって非財務情報を統合した報告の発行が広がり、今年度は上場企業だけ...
サステナビリティ倶楽部レポート
[第67号] SDGs この一年とこれからすべきこと
2016年12月21日●NGOからみるSDGs実施指針の策定 昨年9月に世界の指針として採択され動き出しているSDGs(持続可能な開発目標)。日本でも5月に政府がSDGs推進本部を設立し、本年中にSDGs実施指針を策定する方向で進んでいる。パブリックコメントも終了し、現在は最終まとめをしているところだろうか。ここではマルチステークホルダーで構成する「SDGs推進円卓会議」が組織されて議論が進んでいる...
[第66号] 依頼企業にも問われる過酷労働の責任
2016年11月10日大統領選挙はトランプが勝利。私はトランプになる確率はそれなりに高いと思っていたので、事前にブログに書いておいた。 https://www.sotech.co.jp/talk トランプ支持というより、クリントンとその権力構造には憎悪感に近いものが。新しい米政府のもとで、日本の進む方向を考え直す機会だと考えている。 ――――――――――――――――――――――――――――― ●...
[第65号] アジアの社会イノベーションとは @アジアCSR会議
2016年10月7日●CSR でもCSVでもなく“CSI” 先月AFCSR (Asian Forum for Corporate Social Responsibility)の年次会議がミャンマーのネピドーで開催され、参加してきた。 今年のテーマは“Corporate Social Innovation (CSI)” 会議体の名称にCSRはついたままだが、従来からのCSRの枠を越えてより良...
[第64号] サプライチェーン監査の実際
2016年10月3日●詳細なマニュアルに基づく現場監査 サプライチェーン上の労働対応の要請が強まるなか、欧米企業はサプライヤーのサイト監査の実施が定着している。そこで今月の研究会では、フランスの認証機関であるビューローベリタスからEICC(Electronic Industry Citizenship Coalition)の行動規範監査の実際を伺った。 EICCはアメリカを中心とする電子業界の団...