サステナビリティ倶楽部レポート

[第63号] ホンモノの長期投資

2016年08月30日

 ●年金運用は長期投資ではない短期主義の投資を是正して中長期の投資を促す方策として、スチュワードシップ・コードやコーポレートガバナンス・コードが策定され実施されている。中長期投資はちょっとした流行り文句になっており、ESG投資もそれとともに広がりをみせている。そこで「長期投資」を掘り下げてみよう・・・ということで、弊社の研究会で独立の投資機関を講師に招き、運用の方針や実状をお話してもらっ...

続きを読む

[第62号] アメリカのサプライチェーン関連法

2016年07月16日

 ●カリフォルニア州法が2012年に施行済み第60号でイギリス現代奴隷法について触れた。「サプライチェーン上の奴隷労働」https://www.sotech.co.jp/csrreport/1017日本企業の間でもこの法令にどう対応すべきか関心が高まっているが、実は今に始まったことではなく、2012年にアメリカで「カリフォルニア州サプライチェーン透明法」が施行されている。欧米のサプライチ...

続きを読む

[第61号] “CSR”から次のステージへ

2016年06月6日

 ●より明確に企業の「責任」を求める今さらCSRとは何か説明するまでもなく広く浸透している。ところが日本の外では、最近はあまり“CSR”という用語は使わなくなっている。CSRの否定は、マイケル・ポーターのCSV論で既に見られた話だ。しかしCSRをCSVに置き換えるポーター説には無理があり、逆にCSRを再認識する動きになった。「戦略的CSRとCSV」 https://www.sotech....

続きを読む

[第60号] サプライチェーン上の奴隷労働

2016年04月22日

 ● イギリス法制度の背景とは昨年イギリスで現代奴隷法が制定され、サプライチェーン上の奴隷行為について報告する制度が始まった。イギリスで一定規模以上の操業をする外国企業も対象になるため、日本でも関心を持たれている。企業に課されることは、「奴隷・人身取引報告(Slave and human trafficking statement)」を発行することで、なかでも焦点は移民労働者の搾取労働だ...

続きを読む

[第59号] アフリカでのソーシャルビジネス最前線

2016年04月5日

 ●アフリカまで行ってなぜ・・・METIやJICAが中心になり、2010年ころからBOPビジネスの支援が進められている。あれから5年ほど経って、どんな進展になっているのか。3月の弊社研究会では、アフリカでプロジェクトを進めている味の素とサラヤの2社の事例を伺った。なぜまたわざわざアフリカまで・・・と思う方も多いだろう。低所得層のマーケットならば、アジアにもまだまだ多くありこうした国々でも...

続きを読む