毎年お正月に1年の大まかな目指す姿をたて、それを翌年レビューしてまた新たな姿を描く・・・ということをやっています。といっても、それほど厳格にやっているわけではないですが。Resolutionを訳すと決意となって、どうしてもムズカシクなってしまう。目標と言い換えてみても、今度は成果を生むようにガッチリ毎日見据えてやり定期的に管理するぞ〜、というものになってしまいます。職業柄、PDCAとか思い浮かぶけど・・。
私のは、そんなにスゴイものじゃないです。「こんな働き方ができたらいい、こんな生き方をしたい」という「ありたい姿」をまずイメージして、それに続いて何をするか、を最大3つくらい書いてみる。その下に具体的な行動が続くわけですが、その辺はあんまりこだわらない方がいい。行動計画になってしまい、そんなのは日常でいつも繰り返していることですから。1年の方向というのは、もっと大きな指向だと思いますからね。
毎年これを繰り返しているのですが、昨年のレビューをしてみるとそれが結局達成できなくて新しい年もまた同じようなResolutionになってしまい・・なんてことが随分続いてました。そんなに毎年目に見える進展なぞないですからね。「あ〜停滞してるなぁ」と思っても、年明けはちゃんと毎年やってくるのですから、仕方ない。
これに関連して、ある会社のCSR担当の方との話が思い出されました。その会社の行動指針にあたるものが、一般的によくみられる組織人として会社の活動にとどまるものでなく、もっと人間の生き方に関するようなものだったのです。例えば「謙虚に生きよう」といったものです。こういうのは道徳的というか、今の企業社会では消えていきがちですからね。
そこで私はふっと教育勅語を思い出してしまい、そのことをこの方たちにお話したら「えぇ、そこまで行きますかぁ」といわれてしまいました。そう、これこそ死語なんでしょうね。教育勅語って軍国主義の押し付けのように思われていますが、兄弟で力を合わせてとか安全に奉仕しようとか、生き方の基本が書かれており今でも十分問題ないのです。歴史の過程で遺物にされてしまったことで、固定観念があるだけです。
今年のResolutionが教育勅語・・・というわけじゃないですよ!
でも、私にとっては大事にしなければいけないものです。