思うところがあって奈良にきました。ちょうど正倉院展をやっていたので、混んでいるのを承知ででも行ってきました。
私が行ったのは日曜日の4時過ぎだったので、だいぶいい方だったのでしょう。当日券を買うのに10分くらい、入場するにも15分くらいでしたから。混むのは午前中で、入場待ち列用にテントが設置されていた。
入って正面だけ写真撮ってきました。
今回目玉の八角箱、やはり美しかったですね。仏様へのお供え物を入れた箱で、大きさは40cmくらいかな。想像していたより大きかったです。
蓋の側面に飛んでいる鳥が細工模様に施こされていたりと、やはり見てみないと細部まできづかないな。黄色と黒の部分はウミガメの甲羅を薄く切って、模様の図柄ひとつひとつをはめ込んでいます。他にも貝殻を薄く切ってはめ込む螺鈿(らでん)の技法が特徴で、とても手が込んでます。
もう一つの特別展示物は鮮やかな赤の模様をはめ込んでいる鏡。こちらは琥珀やトルコ石も埋め込まれている。これも30cmくらいあって、普通に見る鏡よりだいぶ大きく、それもあって特別な宝物なんですね。
奈良は公園が中心でスペースが広いので、京都よりも落ち着ける。といってもこの期間に行ったら人ばっかりで混んでいるので、あまりゆっくりする気にはなれないもの。また別の季節に来よう。