イラン歴では3月21日から新しい年が始まります。
その新年をお祝いするイベントで、イラン音楽のライブを聴いてきました。
今回はイラン音楽(ペルシャ音楽)の主要楽器の一つである、サントゥールと打楽器トンバック、ダフのお二人の演奏で。サントゥールは下記のように台形をした胡桃の木に72本の弦を横に張ったもので、これを木製のバチで叩いて音を出す。ピアノの原型と言われる楽器です。
ペルシャ絨毯と合わせてペルシャ音楽にとっても関心があり、それが高じて3年前にイラン旅行に行ってしまったワタシ。ペルシャにまで行き着いた最初の興味は、このサントゥールなんですね。
とあるきっかけからクラシック音楽のチェンバロに魅せられてしまうのですが、その理由はこの楽器が奏でる自然からくる音でした。クラシックの中でも古楽器であるチェンバロの音色はそのままお気に入りになった一方で、この楽器の根源をさらに遡りたくなり。古楽器といってもかなり完成されているので、それより古いものがあるはずだ、と辿っていくと、その行き着いた先がペルシャだったのです。
ペルシャと合わせてインドにもたどり着いたけれど、インド楽器はちょっと自分に合わなかったみたい。
ペルシャについて、歴史の教科書の最初の方で習うけれどなかなか馴染みがないもの。最初のうちは何だか怪しい雰囲気に、引いてしまったものです。そんな中でペルシャ音楽を聴いた時、サントゥールの音色に惹きつけられたというわけ。
これとともに、ケマンチェというバイオリンに似た楽器も哀愁漂って何とも言えない音色です。こちらは縦に床に置いてチェロのようにひく楽器です。残念ながら、これは日本で弾いているのを聴いたことがないですが。
トンバックは太鼓、ダフは大きめのタンバリンのようなもので、やはり打楽器があると全体のリズムが出ていい感じになる。
さて今回は新年という事で、イランのお正月飾りもご紹介いただきました。Sで始まるモノを7つ飾るのだそうです。地元の食品などが多く、写真を写してきたけれど何なのかよくわからなかった・・・。
ともかく、Happy New Year!