元号が改まり、次の時代が始まりました。
令和になったからといって、日は昇って沈んで日常は変わらないじゃないか・・・と思う一方で、いや何だか変わったな変わっていくのだな、という実感です。
これはやはり「令和」が持つ意味のもたらすところなのでしょう。
万葉集から取ったというこの言葉。穏やかに安らかに広がるなごみ、とでもいうのでしょうか。即位の礼から始まり一連の式典を通して繰り広げられた数日は、とても和らいでふんわりした雰囲気が日本中に漂っていますね。休日だというだけではないでしょう。
これを命令の令だといって、強く言いつけられる意味合いだと解釈する人もいますが、そんな悪い面を見ようとしないで、素直に和みの世の中を進めていく方向に行きましょうよ。
元号が変わっただけではなく、時代の流れがしくしくと変わっている・・。
私はそんな風に感じます。名前の通り、争いや対立を超えて、この世のものが和合していく、そんな風潮に動いているような。
もちろん悲観的な現実の状況が消えるわけではありません。何かおかしい、変だなという実社会ですから、大変なことが起こることは十分考えられる。でもこのことは、長い流れから見ればこれまでの人間社会の転換であって、地球的、空間的な平静に向かうサイクルの一つのステップでは、と思えてきます。
余分な心配で心を暗くするよりも、生ある今を充実させることですね。