今週は常夏の国インドネシアです。ジャカルタも初めて訪れる都市。
事前に伺っていたように、街中の渋滞はかなり深刻。地下鉄など公共交通がないので、渋滞が激しくなるとともに、外国人としても自分でちょっと移動しようかな、という時にタクシーしかないのが不便です。乗り方がわかってくると安いし手軽だけど、渋滞にはまってしまうのは仕方ない。
ともかく人が多い、それも若い人たちが。この状況はKLと似ています。そして街の何箇所かに巨大なショッピングモールがあって、そこで涼みがてら家族や友達と集まるというのも同じです。
お買いものよりも、レストランやフードコートでわいわいと食事することが楽しみのようです。
レストラン街には世界中のチェーンレストランが並んでいて、中流階級の人たちが一気に増えている様子が伝わってきます。日本の経済成長のなかで育った私は、日本の都市化とつい比較してしまいます。日本の成長もその時は高度成長といわれたけれど、今はその速度が加速していて、より短時間で変化している。
発展には順番があって徐々に変わっていくと私のアタマには先入観があるものが、こちらではあらゆるものが同時にどっと入っている。食べるものも、現地のローカルフードからファストフードチェーン、欧米の食事から日本食、中華、コリアンと一斉に秩序なく並ぶので、それをみているだけでちょっと驚きです。どのお店にもそこそこ人がはいっていますからね。給料日後はもっとすごいそうです。まだそれほど給料は高くないだろうから、スターバックスのコーヒーなんか随分高いと思いますけどね。
都市化が広がるなかで、昔からの生活や習慣を垣間見ることも。
民芸品デパートで買い物をしていたら、伝統音楽の演奏が聞こえてきたので行って見ました。竹を組み合わせて音をだすシンプルな楽器を各自が持ち、順番に音を出して全体の合奏にするもの。学生さんくらいの若い人たちのグループで、近く演奏会があるので練習していたところだそうです。
心なごむいい音色に、思わず拍手!!
・・・すると、「あなたたちもやってみないか」と楽器のひとつを手渡してくれるのです。ボードに番号が書かれていて、指揮するリーダーが順番になると合図してくれるので、ワタシもうまく合奏に加われました。見るのもいいけれど、参加するともっと楽しいね。
ちょっとしたことで、現地の若者と親しくなれて、あちらの皆さんも喜んでくれました。
音楽ってホント国境なくていいですね。その日一日なごんだ気分でした。