8月お盆休みの最中、八ヶ岳周辺は別荘客や観光客で溢れています。
5月の連休の際には県が積極的に「山梨に来ないで宣言」をしており、どこもかしこも閑散としていた時とは大違い。
観光など県外の人々で経済が成り立っているこの地域では、外からの方達を制限するとやっていけなかったのでしょう。主要な観光エリアは軒並み閉鎖され、地元のスーパーでは「地域の生産者が販売成り立たなくて困ってます・・・皆さん協力して買ってください!」といって観光客向けに生産した商品を山積みして安売りしている光景もありました。
感染したくないけど、人が来ないと困る・・
そして北杜市ではここ数ヶ月感染者がゼロで、地元の感覚としては緊張感がだいぶ緩んでいるので(山梨県全体では数十人の感染者が出ているけれど、甲府市など街中が多い)。
もう少し人が少ないかと思ってうっかり観光エリアに行ってしまったら、かなりの人混みで駐車場も満車だった。
一方で、田舎エリアでは家族や親戚が来るのをとても嫌がっており、特に東京の住人は帰省を控えていますね。私も群馬の奥にある父の実家を久々に訪ねたいと思っていたのに、娘家族にも来ないように言っているので、とても行ける状況ではないです。せっかく時間が自由になったのになぁ。
「東京から来ないでください」
こういう田舎は、自分たちが感染したくないというより、外部からコロナを持ってきてしまった場合その人を迎え入れた土地の方達が周りから冷たい目で見られるからなんですね。「息子さん来るなら、デイセンターに2週間来ないでください」と言われた友達もいます。
八ヶ岳エリアは外部から人を受け入れることに抵抗がなくなっているし、「顔を知っている身内の人」ではない「誰かは知らない観光客」が何となく行きやすいところなのでしょう。
東京人からしてみれば、長いこと自粛制限が続き、在宅にこもりっきりのストレスが溜まっている。そして何といってもこの猛暑。
観光地くらいには行かせてよ・・ですよね。
この後八ヶ岳で感染者がでないことを願って。