前回東京から地方への移住のことを書きましたが、いよいよ「転出が転入を上回る現象が顕になった」と今日の朝日新聞の記事。
大学が遠隔授業のみで学校を閉鎖したままなので大学生が実家に戻ったことが大きそうで、社会人が実際に移住までした数はまだそれほど多くないでしょうが、東京から離れる動きは確実ですね。
迷っているより、行動してしまう方が賢明ですよ。
会社の方も、パソナグループが淡路島に本社移転を決めたし、カドカワは昨年から所沢に新たな拠点展開を進めています。ここもいずれ移転するのでは。
この2社に共通なのは、従来型ビジネスからのモデルチェンジを大胆に進める構想が先にあり、それを実践するために新たな場所でやり出していること。どちらも製造業でなく、付加価値をどう産むかがしやすかったのかもしれない。
人材派遣業のパソナは、もはや派遣手配会社ではなく人材育成に注力してます。さらに生活にゆとりを持って暮らせる地方での仕事への要望が増える中、地方でどうやったら雇用が生み出せるかを実験的にやろうと動いたのです。
地方で仕事をしたいとわれても、実態はどんどん弱体化して就職のチャンスは都会しかない・・・。コレでは仕事の斡旋もできない。まずは地方力をつけなければという思いから、淡路島で自らがチャレンジ。
一方しりつぼみする出版業のカドカワは、コンテンツ開発や企画運営を開拓しソフトを生み出すビジネスへと大々的にモデルチェンジ。新拠点をそのメッカにしようという戦略です。
会社自体が従来の殻を破ってこの変動に適応し、新規のビジネスに革新していく気概がないと。従来モデルで成功してきた大企業ほど殻のなかで生きようとするので、むしろこちらの方がなかなか東京脱出できないのです。
「自分がどう生きるか」
コレをベースに考えたら、今の会社に居続けるのがいいのか答えは出るでしょう。
会社が変わろうとするなら、また変えていくよう自分から行動できるなら、そこで意識を持ち今の職場で続けたらいい。
変革は始まっています。
どうにせよ、もう今までと同じようにはできないのです。だからこそ「これまでとは違う」生き方をしてほしいです。