朝家を出て、事務所までバスで通勤。
バス停まで歩く間そしてバスを待つ間、ワゴンタイプの車をよく見かけますが、そのほとんどが高齢者センターの送迎車。時々幼稚園児のお迎えを見つけてはホッとする、というこの頃です。
自宅の周りで見かけるセンター数だけでも7〜8あるだろうか。
かくいう私の父も週一回リハビリに通っているので、このなかの一人です。もう一日行きたいくらい。健康維持のエクセサイズならば楽しげでいいけれど、多くは日々生きていくうえでの機能が大分衰弱してしまったケースなのです。
街を歩く人々も、中高年の比率がぐっと高まってますね。吉祥寺は若い人多くてかなり雑多で楽しいけれど、都心の街は以外と高齢者の比率高いのでは。すいている時間に行ってしまえ、と平日昼間に映画館に行ってみると結構混んでいたりする。ほとんどが退職後の夫婦というパターンですね。若者の映画が好みでないので、当然といえばそうなんですが。
高齢化社会、心配になるネタをあげればキリがないので、あえてそっちの見方をせずプラス面を考えてみると・・。
世の中が落ち着いて見える:
儲けることばかりに目を向けてあくせく生きるより、時間をゆっくり使おうじゃないか。人より先んじて儲かったからって、それだけで楽しいかい?それよりも今の時をじっくり味わいながら生きることが大事ではないのかい。今活気を帯びている新興国だって、いずれは高齢化するのですから。
周りを見回して良さを発見できる:
脇目もふらず仕事一筋だったビジネスマンとその奥様のご夫婦。一緒に出歩く時間ができていいじゃないですか。子供が育ったあとでも夫婦で会話できるというのは、とてもいい人生だってことですね。会話が成り立たない、二人になる方がつまらない、というご夫婦だったら、良さの発見などできないと思います。
仕事以外のコミュニティのことができる:
会社に行かなくなるのだから、その時間を地域活動の時間に向けていかれれば・・。私の周りでも、コミュニティ活動やボランティア活動をやっている方は、うまく自分の場をつくっていますね。周りがどう思っているか??という課題もあれど、ともかく自分が役に立つ場所があることが大事なのです。
・・・と現役のワタシが書くと、どうしても他人事になってしまいます。私の場合、パシッと定年退職があるわけではないですが、ともかく今から自分の老後を考えとこうっと。