地方に住んでいると、
「必要なものはできるだけ自分で作ろう」
という方が多いです。
なのでホームセンターやDIYショップの品揃えが豊富です。使っていたものが故障してもすぐに捨ててしまわず、なんとか直せないか、とまずは考えてみる。
あれこれチャレンジしながら自分なりのものを作ることが好きなんだなぁ、ということが伝わってきます。
東京にいると、作ることを考えるより買って揃えることが当たり前。100円均一があちこちにあって安価で手軽なので、直して使おうという気があまり起こらなくなっている。シーズンごとにファッションを追うことがおしゃれとばかり、洋服も手頃な値段のものを買ってささっと変えるのでサイクルも短くなってますね。
地方を好む人は自然やアウトドアが好きな傾向が多く、モノにこだわるより何かアクティビティをする方を楽しむのでしょう。
クルクルものを買い替えず、必要なものさえあればいいじゃないか、となる。作ったり修理したりすることが苦でなく、自然と手が動いている感じです。
そんな中では、「もったいない」という言葉が抵抗なく出てきます。
DIYともったいないはほとんど同義語ですね。
バリバリのビジネス派が集っている都会では、この言葉に古くささを感じたり何となく違和感を持つ雰囲気の時がしばしばありました。そしてよく考えてみると、DIYはあまり見なかったな。
災害でモノの供給が途絶えでもしたら、自分で何とかしなければならないのは都会の方が深刻なんですけれど・・。
それを考えたらDIYを日頃から実践しておく気持ちを持つことで、それが「もったいない」を抵抗なく受け入れることになるはずです。