創ゾウ人~世界を視る、地球で感じる~

稲刈りの後・・・食べるお米になるまで

2020年11月1日

 

これまで収穫までしか田んぼ作業に関わったことがなかったところ、今年はその後の作業まで手伝えました。

 

2週間天日干ししたあとは、脱穀してモミ付きのお米にします。

大型コンバインは収穫と同時に脱穀できますが、穂の部分以外は粉々になって吹き飛んでしまう。天日干しの稲は残りがワラになり、諸々に利用できます。といっても、今は用途が少ないですが。

 

モミ付き米は専用の大袋に入れて保管しておき、食べるごとに精米します。

「海野さん、コンバイン袋用意してください。」

と言われても、最初は「どんな袋なんだろう・・」とイメージできなかった。でもこの時期ホームセンターに行くと問題なく普通に売ってます。精米したお米を入れる紙袋も大小揃っており、新米のシールもしっかりあり。

 

セルフの精米所はまちのあちこちにあって、モミ付き米をざぁっと入れるだけで100円ごとに簡単に精米できます。

秋の収穫時期は持ち込む人が多いためでしょうか、故障中の機械が多くてここも今止まってました。

私が参加した田んぼは、「イセヒカリ」という品種のお米です。コシヒカリの同種であって、台風でも倒れなかった稲なんだそう。なかなかいい品種ですよ。

 

いただいたモミ米の量が多かったので、自宅の物置に入りきらない。そこで事務所を借りている民家の蔵に置かせてもらってます。ネズミが出ないか、それだけは時々チェックしよう。

 

お米を運ぶだけでも私だけでは重くて大変。そこで日頃から諸々の付き合いをしている仲間に気軽にお願い。お礼に数キロ持っていってもらえば双方ともに助かって、精米機の使い方も丁寧に教えてくれました。

 

こんなとってもいい感じのコミュニケーション、東京ではなくなってしまったなぁ。

 

海野みづえ プロフィール

2020年4月より山梨県北杜市に在住。
それまでは企業向けのサステナビリティ経営アドバイザリーを展開。23年間経済と社会の接点の分野をビジネスの立場から取り組んできた。
この間自身の価値観を根本から転換していく意識が湧き上がり、生き方を変革(Transform)することが、サステナビリティの基本と感じる。

現在は自然と接する中で人間らしいライフスタイルを実践し、社会全体をホリスティックにとらえる眼をつちかっている。

創コンサルティング
https://www.sotech.co.jp/

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