Go Toキャンペーンが繰り広げられ、旅行に拍車がかかってます。
お高くて行きにくかったお宿にこの際行ってしまおう、とばかりに世の中がお出かけモード。
いつまでも閉じ込められていては息が詰まる・・はわかるけれど、でもコロナ禍が過ぎ去ったわけではないのです。
「そのうちワクチンができるだろうし」
「重傷者の割合はそれほど多くないみたい」
「経済活動を抑え続けることが逆に生活自体を悪化させてしまうのだから」
オフィスに出勤が当然の勤務スタイルが変わり新しい働き方が連呼されて、今までの満員電車通勤がいかに会社中心の行動だったか、わかったでしょう。
でもコロナが収まるとじわじわ元の出勤スタイル、そんな方が多いのでは。
「ニューノーマル」はわかっているよ、といいながらも、会社の業績が悪くなって自分の生活が崩されては困る。といって新規のモデルに舵を切るほど大胆に踏み切れず、何とか今までのやり方を続けることで対処する・・・。
新型コロナウイルスは、一時的に襲ってやってきた「災難」ではないのです。
コロナ禍がもたらす大きな意味は、
「これまで人間社会が繰り広げてきた経済中心の世の中に警笛を鳴らしている」
ということなんですよ!
人間のビヘイビアが変わらなかったら、コロナ禍は形を変えて何度も繰り返されるでしょう。コロナ以外にも、様々な変動が展開されそうです。
病気になって初めて健康のありがたさを知るといいます。
「医療が進んでいるのだから、治してまた元の活動をすればいい・・」
ではないのです。病気になるということは、それまでの生活に問題があることを知らせているのです。「生き方を変えなさい」と。
人間社会も同じですよ。
災難の意味、それは社会の行動をTransformすることのメッセージです。