森会長への異論が止まらないどころか、さらに広がっていますね。
もう辞めるしかないでしょう。早くそう言ったらいいのに。
これで東京オリンピックがさらに遠のき、ニッポンに泥を塗ってしまいました。
コトの発端が女性への差別的な発言なのでそのことに話題が集中しますが、ワタシが感じるのはそれより、
「会議のあり方、それについての考え方のチグハクさ」
です。
そもそも
「発言時間が長い」
ことを問題にしていますが、会議って
「課題を議論する場」
なんじゃないですか?諸々の意見が出て当然でしょう。意見が出れば時間がかかるものでしょう?
これって、森さんは今だに
「事前に根回しをして合意を得ておき、会議の場ではそれに従って『異議なし』とうなづくもの」
という認識だからですね。
意見が出ない方がいい会議進行だってことですか。
それは同質性から生まれる悪しき慣行であって、今は多様な見解が自由に出され、諸々の角度から課題を捉えることこそあるべき進行だ、ということが既に一般だと思いましたが・・・。
役所や国会ではこんなにも常識が違うのか。
だから議員の女性比率がいつまでたっても上がらない。
女性だけでなく、二世議員でない純粋独立の方とかNGOや市民の見解を持つ方など、諸々の角度の立場はことごとく抹殺してしまいたい・・・思惑が見え見えですから。
唯一よかったことといえば、この問題が国際的に露出され、海外から批判が続出したこと。
これで日本の既得権益をもった人たちがしっぺ返しを食い、女性蔑視はダメなのか、簡単に謝罪しても逆効果か、と手痛く実感することが今回の教訓ですね。