富士山の伏流水で有名な静岡県三島市。
私が生まれた60年前はまだその通りだったのですが、戦後の高度成長期に地下水がどんどん汲み上げられて湧き水の量が激減し、一方で生活排水が増加することで河川が汚れてしまいました。
浄化が進んで下水の問題は処理されたけれど、湧き水の枯れは戻らないままです。
それでも見ておこうということで、行ってきました。
まずは三嶋大社にお参り。
・・・といいたいのですが、お昼ごろ着いたのでまずうなぎを先にいただき。
今や絶滅危惧種になってしまったので普段は食べないことにしてますが、やはり三島に来たからには名物いただかないとね。
一番人気の「桜家」は開店と同時に待ちが出るという盛況なので、断念して3軒目のうなぎ屋さんでありがたく腹ごしらえ。
三嶋大社は駿河国の一ノ宮です。
街中にある神社はどうしても境内が縮小し、周辺も開発されてしまうので残念。それでも神社には粛々とした空気が醸しだされています。
次は楽寿園です。
ところが、この庭園最大のスポットである小浜池が完全に枯れてしまっている!・・・ガックリ。
小さい頃母に連れられて何度か行ったおぼろげな記憶の中では、豊かな水に溢れた池だったのに〜
HPを見ると、
「小浜池の水位 -78センチメートル」
とある。あらら・・もう長いことこの状況のようです。
住んでいた家のあたりにも行ってみましたが、住宅が所狭しと林立してました。
あの時は平家で2部屋くらいしかなく、庭も広くて丘の上に建つ家からの眺めが良かったよな〜と思い出す。もちろん今は全く別の方のお家なので、す〜っと通り過ぎて行く。
駅近くや繁華街の商店街も廃れしまって。
全国どの地方都市を見ても同じような状況なんでしょう。寂しいけど。