初めてサッカーの試合を見てきました。母校の三鷹高校が全国高校サッカーに初出場、そのうえ1回戦を勝ち進んだので、2回戦を観戦してきたのです。都立高校はスポーツで勝つような学校でなくて、全国大会に出るというだけですごい!という状況。2回戦に進んだだけでも上出来で、さすがに今日はもうだめでしょうと思っていたところが、1-0で勝利でした。2勝をあげてベスト16入りしたのは、都立高校初なのだそうです。おめでとう!
母校といっても、卒業以来愛校心を持って自分の学校を見たことはなかったです。卒業名簿の住所が間違っていたため同窓会から何の通知も来なかったことが理由ですが、そのことに気づいた後も何だか面倒くさくなってそのまま今になっています。今回の観戦は、同じ高校に通っていた姉が行こうよというので、じゃあという程度でした。
誰か同級生に会うかもということで久々に高校時代を回想してみたところ、同級生の名前とか顔がまるで思い浮かばないんです。担任の先生も誰だっただろう??高校生活がほとんど思い出せなくて、断片的なショットしかない。私は高校時代テニス部に所属していて、ほとんど毎日がテニスの練習中心の生活で、学校生活とある種断絶していたようなところがありました。さらに途中から同学年の部員が私だけになり、いつも一人で考え歩んでいた気がします。テニス生活の思い出はたくさんありますが、こんなに学校生活の記憶がないなんて自分でもちょっと驚き。
しかし、年を取ってくるといいものです。母校を眺め直すことができ、応援する学校があるっていいなぁ、とようやく愛校心がもてるようになりました。三鷹高校の選手は素直なおぼっちゃん風で、いかにも強面の相手校(矢板中央)にどう見てもプレーでは負けているのに必死に食らいついていく姿がすがすがしかったです。一方、当然勝てると思っていた相手校の選手たち、悔しさと虚脱感で泣いていました。それがスポーツの世界ですが、厳しいです。今年の北京オリンピックでも、勝利を巡るたくさんのドラマ、そして涙が見られるでしょう。そのたびに私はじぃんときてしまいそうです。
お正月のおめでた気分が一層盛り上がり、いい一年のスタートでした。