創ゾウ人~世界を視る、地球で感じる~

モスクワ散策

2008年05月7日

GRI会議でアムステルダムに行くことになったので、その前の休日をヨーロッパのどこかで・・・と考えた結果、モスクワに行ってみることにしました。まずはお決まりの観光コース、赤の広場に。隣りのクレムリンはこの日一般公開されていなかったので、入れずに残念でした。

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モスクワというと東京より寒くて暗いイメージなので、5月といってもまだ肌寒いだろうと思っていたところ、とても天気がよくて爽快。昼間の日差しは東京の初夏くらいの気候でした。北海道のような感じです。前の週は寒かったそうで、ちょうど私が行った時だけが絶好の日和だったようです。初めて訪れる場所のイメージは天候にも大きく左右されます。私は海外旅行で天気に恵まれることがよくあり、今回のモスクワもとてもラッキー。

ロシアは5月1日のメーデーの祝日に続いて休日になり、その後数日は平日ですがまた9日が戦勝記念日でお休み。この間連続休暇を取る人たちが多いそうです。記念日には記念式典やパレードが行われるということで、あちこちでその会場設営準備などが進んでいました。街中も掃除しており、いつもよりきれいなのだそうです。

モスクワに行く、というだけで、「ええっ大丈夫なの?危なくない?」というのがほとんどの反応でした。私もあちらで案内してもらえる人がいるから、じゃあという気になれたものです。今の関心はBRICsを中心とした新興国なので、ロシアも行ってみたかった国のひとつ。特にこの国は資源・エネルギー問題と政治の関係が注目のところです。ただこのような分野は資源のある各都市で扱われているので、モスクワに行けばロシアのすべてがわかる、というものではありませんでした。

一般の市民はどんな懐具合なのだろう、ということで大きなショッピングモールへ。中心街から少し離れたところにあり、こうしたところは他のヨーロッパ市街と変わりません。家電量販店では薄型テレビがずらっと並んでいて、日本や韓国のメーカーが販売競争にしのぎを削っているのがわかります。特にサムソンは街中のいたるところに広告を出しており、目立っていました。

食品のスーパーマーケットでも品揃えは豊富。何でも普通に手に入ります。生鮮品はどこから来ているのかとその産地を見てみると、モロッコ産のオレンジ、エジプト産のすももなど、私たちには馴染みのないヨーロッパ周辺国のものでした。ニンニクは中国産でしたが。ビールの値段は格安でした。高くすると密造が出回るので、安く抑えているとのことです。

お土産には大統領のマドリョーシカを。私が行ったのはメドベージェフ氏の就任数日前でしたが、ちゃんと彼が一番大きなこけしに描かれていました。
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海野みづえ プロフィール

2020年4月より山梨県北杜市に在住。
それまでは企業向けのサステナビリティ経営アドバイザリーを展開。23年間経済と社会の接点の分野をビジネスの立場から取り組んできた。
この間自身の価値観を根本から転換していく意識が湧き上がり、生き方を変革(Transform)することが、サステナビリティの基本と感じる。

現在は自然と接する中で人間らしいライフスタイルを実践し、社会全体をホリスティックにとらえる眼をつちかっている。

創コンサルティング
https://www.sotech.co.jp/

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